
2010年09月27日
思い出パスタ(^O^)/

マルシェ一の イタリア馬鹿タナベです。
今回は 自分の 大好きなパスタのお話です。
小さい頃から 物を作る事が 好きだった。
おふくろが 夕ごはんの支度をしていると つい手を出したくなるんです(笑)
僕が はじめて働いた レストラン 東京の恵比寿ガーデンプレイスってところにあるんですけど その時に はじめて パスタを賄いで作る事になりました。 当時は もちろん 知識なんて 全くないから 料理本見ながら初めてパスタを作りました。
お店のシェフと 店長 ホール キッチンのスタッフ数名。なぜか、よりによってカルボナーラを選んでしまった。 何か珍しいものを作ってウケたい(¥_¥) まあ、そんな気持ちだったと思います。
本のレシピを読んで、その通りに作った。 ところが出来上がったのは、卵がダマになったボソボソのパスタ。(-.-;)
スタッフのみんなは おいしいって食べてくれたけど、僕はすっかり落ち込んだ。 本の写真と違う 味のイメージも違う、当時は失敗したかなんてわかりっこないから、自分の失敗を棚に上げ、『スパゲッティってこんなものか』 そう決めつける事にした。 今なら理由は簡単。 まずカルボナーラのように火の入れ方がデリケートなものを スタッフ全員分まとめて作ってしまったこと。
それが失敗した理由だと思います。
カルボナーラのうまさは、なんといっても半生の卵 、チーズ、生クリームが混じりあったとろっとしたソースにつきると思います(^O)=3
それから、何年かしてイタリアで修業してた時の話です 以前お話した ガンベロッティさんが 賄いでカルボナーラを作ってくれました。 そのカルボナーラがもうほんと美味しくて 今でも忘れません。 今では イロイロ 失敗を繰り返し 少しアレンジを加えたカルボナーラが 僕の得意料理の一つです。
マルシェにも 生クリームをたっぷり使ったカルボナーラをご用意しておりまーす。
ぜひ一度、足を運んで食べに来て下さい。
2010年09月15日
とある日のガンベロッティさん

今日は 僕が イタリアで過ごしてた 話をしたいと思います。
僕がイタリアに行って 最初に働いた店での 出来事です
その日は 確か オーナー(ガンベロッティさん)のお客さんの予約が入っていました。
いつもと変わらず 仕込みをしてたら ガンベロッティさんがやって来て こう言いました…
『チッチョ(僕です)、今日は朝から奥さんが体調を崩して寝込んでる。今日はお店閉めるぞ』
一瞬 耳を疑いました(^-^;
だって ガンベロッティさん 今日は予約があるんですけど
僕が はじめて 日本との違いにカルチャーショックを受けた瞬間でした。
イタリアに行って 感じたのは とにかく 日本人みたいに せかせかしてないなって
あと 自分の家族、恋人、友人を ものすごく大切にしてることだなってかんじました。
僕も 近いうちに 家族とか持つかもしれません その時は ガンベロッティさんみたいに 家族を思いやれる気持ちを持ちたいと思いました
なんか 心温まるお話でした(笑)
それでは また。